情報にみる無関心、不平等、不公正
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2000年10月27日の午後8時から9時にかけて、ジョージ・ブッシュとアル・ゴアが大統領選への立候補について語る番組を見ようと、フォックステレビにチャンネルを合わせた人数の平均・・・290万人 |
10月25日の同じ時間帯に、マーティン・シーンが大統領に扮する“The
West Wing”(邦題:ザ・ホワイトハウス)という番組を見ようと、チャンネルを合わせた人の数 ・・・1700万人 |
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1998年から99年にかけて、情報源としてシンクタンクを利用してアメリカの主要紙が掲載した記事に関して、登場するシンクタンク(通常、記事に名前は掲載されない)が超党派の監視団体(FAIR)によって保守的、あるいは右寄りに分類された記事の数
・・・8014 |
同じく、登場するシンクタンクがリベラルあるいは左寄りに分類された記事の数
・・・1632 |
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1999年のジョージ・ブッシュの大統領予備選挙に寄せられた寄付金
・・・1億ドル超 |
ブッシュの選挙運動の前年に、気候変動や環境規制、経済成長、軍事支出といった問題を分析した8000件の主要紙の記事のなかで、主な情報源となり、アメリカの世論を形成した保守的なシンクタンクのうち、上位3位までに寄せられた寄付金
・・・1億2900万ドル超 |
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1978年から79年にかけて、フロリダの8000人の高校生を対象に行った調査(70年代
に10代だった若者が2000年の大統領選の選挙人になった)で、国会議員の名前を 挙げられた生徒の数・・・ 200 |
挙げられなかった生徒の数・・・7800 |
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2000年の時点でインターネットを利用できたアジア人の割合・・・1%以下 |
同時期、2歳から18歳までのアメリカ人で、寝室でインターネットを利用できた人の割合・・・7% |
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出典:Number of people who tuned in: Nielsen ratings
reported in the Washington Post; Think tanks as sources: Fairness
and Accuracy In Reporting(FAIR); Presidential campaign donations:
Washington Post; Donations to think tanks: FAIR; Florida high
school students: Sam Harris, Reclaiming Democracy: Healing
the Break Between People and Government(Philadelphia: Camino
Books, 1994); Asians with Internet: Payal Sampat, “Internet
Use Accelerates,”Vital Signs 2000(New York: W.W.Norton & Company,
2000); American kids with Internet: Kaiser Family Foundation.
Flag art reprinted with permission from Adbusters. |
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