アメリカ社会の抱えるリスク
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ワシントンにおいて、9月11日から11月9日の間に炭疽菌によって殺害された人の数・・・2 |
同期間中に同市において他の方法で殺害された人の数・・・53 |
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10月1日から11月1日の間に炭疽菌で亡くなったアメリカ住民の数・・・4 |
同期間中に喫煙が原因で亡くなったアメリカ住民のおおよその数・・・33,000 |
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もしも2001年10月(炭疽菌がトップニュースになった)の比率が続く様な事態になった場合、翌年に炭疽菌で亡くなるであろうアメリカ住民の数・・・48 |
この冬、肺炎や下痢が原因で亡くなるかもしれないと国連が予測しているアフガニスタンの子供たちの数・・・100,000 |
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テロリストが毎月1機の飛行機をハイジャックして破壊すると仮定した場合、1か月に1度の割合で飛行機を利用している人が、翌年、アメリカにおいて(この国では、テロへの懸念から急激に飛行機の利用が取り止められてきている)旅客機の墜落で亡くなる確率
・・・54万分の1 |
同年に、アメリカにおいて(この国では、数千万人もの人々が心臓発作の危険性があるにも拘らず、運動をしたり健康的な食生活を維持するといった事をしていない)心臓発作で亡くなる確率
・・・400分の1 |
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アメリカのある住人が1週間の内2時間をショッピングモールで過ごすと仮定し、テロリストが毎週1つのショッピングモール(及びその中にいる全ての人々)を破壊して行くと仮定した場合に、翌年、その住人がショッピングモールの中でテロリストによって殺害されてしまう確率・・・150万分の1 |
その年に平均的なアメリカ住民ががんで亡くなる確率・・・600分の1 |
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出典:Allan Lengel, “D.C. Views Differ on Post-Sept.
11 Crime Increase,”Washington Post, 12 November 2001; CDC Confirmed
Cases of Anthrax, Centers for Disease Control<www.bt.cdc.gov
/documentsapp/anthrax/11022001/pm.asp>;“AP News Anthrax
Timeline,”Associated Press,<www.imdiversity.com>viewed
15 November 2001; Michael L. Rothschild, University of Wisconsin,“Terrorism
and You―the Real Odds,”Washington Post, 25 November 2001. |
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