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ベスト・ポピュレーション・ジャーナル賞を受賞

ワールドウォッチマガジン表紙
WWマガジン2005年 3/4月号より

 

それは何とも素晴らしい話のように聞こえた

 

リプロダクテイブ・ヘルスのスタディツアーに参加し、本誌を代表して人口研究所(PopulationInstitute:PI)から「ベスト・ポピュレーション・ジャーナル」賞を受け取るためのモロッコ招待旅行である。私は、メキシコ、フィリピン、タンザニア、パキスタン、コスタリカ、モロッコからの他の受賞者10人や、20人以上のPIの職員、理事、そしてリプロダクテイブ・ヘルス、家族計画、人口問題に関心を持つ友人たちと共に旅することになっていた。私は人口問題に関するワールドウオッチ研究所の活動について話し、ジェンダー平等やリプロダクテイブ・ヘルスケアへのアクセス改善を促進するイスラム教国モロッコの努力について、さまざまなストーリーを集めることができるだろうと思った。

 数日後、アトラス山脈を走るバスが揺れるなか、吐くのを我慢し、「いっそ、車輪の下に自分を投げ出してしまおうか」と真剣に考えていた時、この旅が予想していたほど素晴らしい旅ではないように思えた。
 これは、単なる乗り物酔いでも、前夜に飲みすぎたモロッコワインのせいでもなかった。実は、それはジアルジア(ランブル鞭毛虫)という、汚水によって感染する嫌な寄生虫だった。臭気の強いげっぷ、絶えずもよおす吐き気、腸をちぎられるかの激しい腹痛、下痢といった症状は、感染後12日から2週間、場合によってはそれ以上たってから発生する。
 幸運なことに、私の隣の席に座ったのは、全米家族計画連盟の医療部門の元次席責任者で、シアトルの非営利の家族計画クリニック創設者であるジョージ・デニストン博士だった。ジョージは、最終的にジアルジアを駆除できた薬を処方してくれただけでなく、中絶の手順、避妊手術、避妊方法をはじめ、さまざまな家族計画やリプロダクテイブ・ヘルスの選択肢について、豊富な知識を与えてくれた。彼はまた、腹痛よりもっと痛烈なジョークを連発し、私を症状から紛らわせてくれた。
 その他の魅力的な旅仲間としては、物静かで、美しいアフリカ模様の布をまとった女性、マーサ・スワイがいた。彼女は、地方の人々に向けて人口やリプロダクテイブヘルスの問題についてのプログラムを放送しているラジオ・タンザニアを代表して受賞するためこの旅に参加していた。80歳のラッセル・へメンウェイは、PIの理事で、アメリカ外交官や1960年大統領選挙のアドレ一・スティーブンソン陣営マネージャーであった日々の話で、みなをいつも笑わせた。リナ・ヒメネス・ダビドは、「フィリピン・デイリー・インクワイアラー」紙上の人口と女性問題についての記事でベスト・コラムニストを受賞した。

 そしてもちろん、PIの創設者で所長であり、私たち全員を集めた張本人であるワーナ一・フォーノスがいる。ワーナーは、25年以上にわたりPIのグローバルメディア賞を主催している。このほとんどの間、彼は受賞者を、人口が最も急増している国々へと招待していた。しかし近年は、人口の安定化や、ジェンダー平等やリプロダクテイブ・ヘルス・サービスへのアクセスの改善に進展のある国々へのスタディツアーを企画してきた。この一例であるモロッコは、避妊や家族計画について驚くほどオープンな見方を発展させ、1950年代以降、出生率を65%以上低下させてきた。この国はまた、家庭内暴力を法律で禁止し、国会や政府の管理職における女性の数を増やすための法律を制定してきた。
 こうした変化は立法レベルだけに留まらない。たとえば、国連人口基金の支援を受けているマラケシュの女子校リセ・アウーダ・サーデイアでは、国中から来る女子生徒が、読み書き、数学、そしてリプロダクテイブヘルスやHIVエイズを含むさまざまな保健の問題について学んでいる。アンナキル女性協会の「女性の暴力被害者への精神的・法的支援センター」では、女性たちが虐待関係をどのように解消するかについて学んでいる。

 結局、賞を受賞するはずだった夜、私は寄生虫のおかげでホテルの部屋に閉じ込もっていた。しかし、そこで横になり、私が目にした全てのことや出会った素晴らしい人々について考えながら、私はこの受賞旅行が十分に価値あるものだったと思った。モロッコの人々がリブログクテイブ・ヘルスや家族計画といった課題にどのように向き合い、不利な状況にもかかわらず成功を収めているかについての数え切れないストーリーに出会うためだけでも、価値ある旅だった。そう、疲れる旅で、かつ満たされる旅でもあったと言えるのだろう。

−ダニエル・ニーレンバーグ−
(Danielle Nierenbarg)

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