トッププライバシーリーガルサイトマップRSSアイコン My Yahoo!に追加エキサイトリーダーに登録
WorldWatch-Japan

WWJ地球環境メールマガジンEpsilon
メールアドレス
 

Yahoo!検索

  • ウェブ全体検索
  • サイト内検索

トップ | レポート | WWマガジン | ブックス | メールマガジン | リンク | 各種ご案内

 トップ > ブックス > 地球白書12−13 特集 持続可能で心豊かな社会経済を目指して > 第6章

地球白書12−13
 特集 持続可能で心豊かな社会経済を目指して

第6章 アメリカの持続可能な都市開発の評価<概要>

 2011年のアースデー、ニューヨークのブルームバーグ市長は、「全米の大都市の中で、最も大気の清浄な都市を目指す。大気清浄化は、持続可能性計画(PlaNYC)の重点目標である」と訴えた。その日以来、同市ではグレード4及び6の重油は使用禁止とされ、喫煙抑制に向けた彼の努力と共に、「生命を守る大きな一歩」を踏み出した。
 低品位の重油を使用する建築物は、同市の全ての乗用車・トラックよりも多量のスス[燃焼により発生する炭素粒子を主とする固体粒子]を排出しているので、重油規制措置は公衆衛生改善につながる。彼の報告では、毎年、ススを原因とする肺・心臓疾患による死者は約3000人、入院患者は約2000人、喘息による救急患者は、子供と大人の合計で約6000人に及ぶ。

 さて、ニューヨークの市長そして市民は、PlaNYCの29項目の指標システム及び2007年計画における9つの目標によって、画期的な大気清浄化の取組の進捗状況を確認できる。まず、アメリカ全都市における同市のランキング(7番目で改善の余地)を、さらにススの平均値の変化(前年比4%減)を確認できる。しかし、他の都市と同様、連邦政府の方針を同市がどの程度まで実現できているのかを、確認するための指標が欠如しているのが現状である。
 アメリカでは、政府及び民間の意思決定者が、国家による様々な指標や指標システムを長年にわたり使用してきた。それらは平均寿命、国内総生産、貧困等の特定分野の重要な目標や改善を評価するためのものである。最近では、行政管理予算局が62の社会・経済指標を発表し、「政府の政策が促進する最終目的に向けた、達成・未達成の量的評価として」、この指標を活用するように勧めている。というのも、政府の意思決定と政策は「国家として、極めて優先度の高い課題と有用な戦略」であり、その政府のパフォーマンスを高めているのが、これらの指標や指標システムであると位置づけているからである。

著者:Eugenie L. Birch is Lawrence C. Nussdorf Professor of Urban Research, Department of City and Regional Planning, and co-director, Penn Institute for Urban Research, University of Pennsylvania. Amy Lynch is a Ph.D candidate in City and Regional Planning, University of Pennsylvania.

 

 

RSSで、あなたのホームページやブログに地球環境問題レポートを載せませんか?

My Yahoo!に追加エキサイトリーダーに登録はてなRSSに追加Subscribe with livedoor Reader

ページトップへ
Mail
Copyright (C) 2000-2010WorldWatch Japan, All rights reserved.  <禁無断転載

/地球白書英語版State of the World 2009: Into a Warming World / レスターブラウン プランB4.0

地球環境問題メールマガジン(メルマガ)配信中 / 地球環境総合誌(雑誌) / 地球環境問題RSS配信中 /
中国・世界の地球環境問題レポート/ニュース / 環境教育 / 地球白書.jp / 地球環境問題の書籍、関連本

EarthPolicyInstitute WorldWatchInstitute