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　ワールドウォッチ研究所が推薦した于暁剛氏が、権威あるゴールドマン環境賞受賞者６名の一人に選ばれた。同氏は中国におけるダム建設の社会的及び経済的な影響について詳しく研究及び記録したのだが、これが主な原因で、中央政府は既存のダムによって強制退去した村民に対して追加の補償金を支払い、今では主要なダム計画の社会的影響も評価するようになった。

　 同氏は、流域管理と地域活動における功績によりワールドウォッチのエリック・アサドウリアン準研究員が2005年4月に推薦した。草の根団体「グリーン・ウォーターシェド」の創設者及び理事長である同氏は、「生態系の破壊やそれ自体がしばしば環境に危害を及ぼす極度の貧困を減少させるために地域の力を結集させる強力で複製可能なモデル」を創り出したと、アサドウリアンは推薦時に述べた。

　 同氏は、環境影響評価が完了するまでダム計画の建設を遅らせる上でも一役買った。「于暁剛氏の努力のおかげで、中国各地の村民にはダム開発者と政府関係者による搾取に立ち向かう力が与えられた。自分たちの家がダムの底に沈み、それまでの暮らしが消え去るのを見ているのではなく、開発者と交渉すれば、少なくとも補償金だけでも受け取ることができ、環境破壊を最低限に抑え、自分たちが住む地域でのダム建設を阻止することさえ可能だと村民に教えてくれたのだ」とアサドウリアンは話す。

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