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【こぼれ話】チョコレートのちょっとした歴史

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ワールドウォッチマガジン日本ではバレンタインデーの贈り物としてチョコレートが一般的。今回はチョコレートの歴史をご紹介します。
●BC1000頃:カカオの呼び名として最古の“kakawa”がオルメック人の間で使われるようになった。彼らはメキシコ湾岸に住み、メソアメリカ文明を築いた。
●BC400−AD100:グアテマラ北部のマヤがオルメック人から“カカオ”という言葉を引き継ぐ。
●450−500:チョコレートはトウガラシなどのスパイスを入れて(甘くはしていません)、高貴な人々に飲まれ、それはステイタス・シンボルであった。
●1521:アラスカの首都ラノチティトランがコルテスの手に落ちる。彼はそれまでカカオ豆が、メソアメリカ全域で通貨の役割を果たしていたことを発見。
●1600頃:チョコレートがスペイン宮廷で愛飲される。
●1657:ロンドンで初のチョコレート店が開店。
●1828:オランダ人科学者ヴァン・ホーテンが、煎って挽いたカカオ豆から脂肪分を分離する技術で特許を取得。
●1853:バーミンガムでコーヒーと紅茶の店を始めたキャドバリー家のチョコレートが、ビクトリア女王御用達となる。
●1879:スイスで科学者ネスレとチョコレート製造業者のピーターが、ミルクとチョコレートを混ぜる方法を発見。
●1894:ミルトン・ハーシーがペンシルバニアに、ハーシーチョコレート社を創立。
●2000:10月、イギリスのTVドキュメンタリーが、世界有数のカカオ生産国であるコートジボワールのカカオ農園で働く「子どもの奴隷」に関する議論に火を付ける。

地球環境総合誌「ワールドウォッチ」Vol.14, No.6より―

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