レスター・ブラウンが2007年5月に来日し、講演を行いますのでお知らせ致します。(5/9更新)
バイオ燃料は、化石燃料の枯渇を補い、地球温暖化対策に有効なエネルギー源として注目されています。とくにバイオエタノールはガソリンと混合して使用できるため、自動車用の代替燃料として大きな期待が寄せられています。2007年1月には、米国ブッシュ大統領が、10年間にガソリンの国内消費量を20%削減し、エタノールなどの代替燃料の使用量を引き上げるという政策を発表しています。また、わが国も、国産バイオ燃料の大幅な生産拡大を打ち出しています。
その一方、穀物を原料とするバイオエタノール生産の増加によって、食料・飼料とエネルギーとの間で穀物を奪い合う構図が鮮明になってきました。中国やインドなどの経済発展による急激な需要の増加で穀物の需給がひっ迫している状況下では、バイオ燃料の急激な生産増が重大な食料危機の引き金を引くことも考えられます。食料とエネルギーとの競合が生じる中で、安い穀物の輸入に依存してきた日本の今後の食料確保はどうなるのでしょうか。
バイオ燃料という「新たな胃袋」の登場のもとでのフード・セキュリティーについて広く議論するとともに、日本におけるバイオエネルギー利用について考えます。
(食料 vs エネルギー −穀物の争奪戦が始まった−
(独)農業環境技術研究所主催/農林水産省等後援)
詳細・お申し込みについては以下をご参照下さい。
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レスター・R・ブラウン(LESTER R.BROWN)
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1934年、ニュージャージー州生まれ。
ラトガーズ大学、ハーバード大学で農学・行政学を修める。
農務省にて国際農業開発局長を務める。
1974年、地球環境問題に取り組むワールドウォッチ研究所を創設。
1984年、『地球白書』を同研究所の年次刊行物として発行。
1987年、国連環境賞を受賞。
1989年、世界自然保護基金金賞を受賞。『ワールドウォッチ』を隔月刊地球環境総合誌として創刊。
1992年、『地球環境データブック』を同研究所の年次刊行物として発行。
1994年、ブループラネット賞を受賞。
2001年5月、アースポリシー(地球政策研究所)研究所を創設して所長に就任。
2003年12月「プラン:B」上梓。
2003年、イタリア大統領勲章を授与された。
2005年1月「フード・セキュリティー」上梓。
2005年にはスウェーデン農林王立アカデミーBorgstrom賞を受賞。
2006年1月「プラン:B2.0」上梓、5月一橋大学より名誉博士号を授与された。
※Washington Post の "one of the world's most influential thinkers."に選ばれている。
NHK等の「未来への航海」、TBS「NEWS23」、CNN「Lou Dobbs Tonight」、NPR「Science Friday」等出演。
アート・トップ/AERA/Agora/朝日新聞/信濃毎日新聞/地球環境/東洋経済/日経エコロジー/日本経済新聞/日経新聞産業新聞/日経ビジネス/日本工業新聞/BIO−City/毎日新聞/読売新聞
(五十一音順・順不同)等に関連記事掲載。 |
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