｜トップ｜プライバシー｜リーガル｜サイトマップ｜　

　清涼飲料水のマーケティングと子どもの肥満の増加との関係を啓発するため、世界各地の消費者団体が“アンチ炭酸飲料”運動を推進している。

この活動の調整にあたっている公益科学センター（本部・ワシントン）のシルバーグレイド法務部長は「コカ・コーラやペプシコといった多国籍企業は、世界を“液体キャンディ”でしかない飲み物であふれさせている」と述べる。「その結果、子どもをはじめとする世界の消費者に、肥満や成人発症の糖尿病（�U型糖尿病）などの健康障害が増えてきている」

清涼飲料水を排斥するグローバルキャンペーンは、2007年10月にオーストラリアのシドニーで開催された国際消費者機構の世界会議で立ち上げられた。このキャンペーンでは、各国政府に対して「16歳未満の子どもに向けた加糖飲料の宣伝の停止を企業に指導すること」および「栄養・健康プログラムの財源としての清涼飲料水への少額の課税すること」を求める一方、低糖商品の市場投入、商品容器（容量）の小型化（減量）、学校での甘味飲料の販売停止も促す。
　 《キャンペーンの詳細　www.dumpsoda.org. 》
・【地球環境問題の書籍をオンラインで購入(ad)】

※ワールドウォッチマガジンは米ワールドウォッチ研究所が隔月で発行している。詳細

関連レポート
・【中国エネルギー】省エネへの挑戦：冷暖房に海水利用
・【インド・生態系】ラングールの受難